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投信ってどうやって選ぶの?
Vol. 1
個人投資家の方が投資信託を選ぶ際には、過去の運用成績が良いものを選択しがちです。また、投資信託評価機関が行う格付けも、一般的には過去の運用成績を基に決定されることが多いようです。
「少し日本株式の投資信託を買ってみようかな」あなたなら、まずはどうしますか?
新聞の投資信託欄を広げてみると、日本株の投資信託と思しきものが無数にあって、どれに投資すればいいのか、これだけでは皆目検討がつきません。投資の専門雑誌を見ると、色々な投資信託が詳しい説明を織り交ぜて紹介されていますが、どれも素晴しい商品に見えて目移りしてしまい、やっぱり絞り込めません。そこで、投資信託評価機関が発表する格付けが大きな判断材料になることがあります。各商品を星の数等でランク分けしたものが公表されており、インターネット等で簡単に見つけることができます。その中でも、やはりランクの高い商品を選びたくなりますよね。でも、このランクって通常どうやってつけているのでしょうか?
過去の運用結果は判断材料に使える?
一般に、投資信託をランク付けする時によく使われるのが、過去の運用成績です。つまり、これまでの運用成績が良かった商品のランクは高く、逆にあまり運用の振るわなかった投資信託のランクは低くなることが多いです。確かに、過去の運用成績が良かった商品は、将来も優れた成績を残してくれそうな気がします。こうした評価方法を一般的に「定量評価」と言いますが、この方法は本当に将来の成績を予測できるのでしょうか。
←この図は、123社中、2000年に運用成績 上位25%に入った31社の運用商品が、翌年 から各年毎にいくつ上位であり続けたかを表
わしています。上位25%であり続けたのは5 年間で2社のみでした。このように、過去の 運用実績は必ずしも将来の成果を保証するも のではありません。
123の米国株式の運用商品について、6年間のパフォーマンス・データからラッセルが加工・作成。(2005年12月)
この表は、ある期間において優れた運用成績を残した運用商品が、その後も良好な運用結果だったのか、その推移を追跡調査したものです。ご覧頂いてお分かりの通り、過去の運用成績が良いからといって、将来の運用成績も優れているとは必ずしも言えません。つまり、「定量評価」だけで運用商品を見極めるにはどうも限界がありそうです。
それでは、どうすればよい運用商品が見つけられるのでしょうか?
実はこれは大変難しい質問です。将来必ずいい成績を残す運用会社を特定することは不可能だからです。しかし、いい成績を残す可能性が高い運用商品を見つけることは可能だとラッセルは考えています。そのための方法が「定性評価」です。
でも、そんなことが本当にできるの?
そこが一番の問題です。例えば、ある企業の株式の購入を検討することとします。その銘柄の情報について調べようと思うと、財務状況や株価の値動きは市販の書籍やインターネットで入手することができ、PERやPBRといった株式指標を計算することは可能です。また、企業によっては社長のインタビューが記事になり、その企業がどういうビジネス戦略を持っているのか把握することもできます。しかし、運用会社の運用手法に関する情報を探そうと思っても、なかなか思うようには見つかりません。つまり、運用商品の中身を一般的な公開情報で判断しようと思っても、極めて困難なのです。
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